「お年玉はがき」という言葉を知っていますか?誰もが手にした事がある年賀状の事なんですが、当たればお年玉がもらえて新年からラッキーなんです!
【お年玉はがきとは一体どういう葉書のこと?】
お年玉はがきは正式名称を「お年玉付郵便はがき」と言い、通称は年賀はがきです。
あれ?年賀はがき?
そうなんです。誰もが手にした事がある年賀状が、お年玉はがきなのです。
このお年玉はがきが誕生したのは1949年です。それまでは一般的なはがきを年賀状として使っていたのですが、お年玉はがきを年賀状として使ってみてはとアイデアが生まれました。
アイデアが生まれた理由は、戦前のように年始の挨拶を復興させようとしたからです。日本は平安時代から新年の挨拶を文書で届ける習慣がありましたが、戦争で物資が不足して年賀状は廃れていたのです。それを復興させようとし、1人の民間人がアイデアを出したのがお年玉はがきです。
貧窮した時代に景品なんてけしからん!との意見もありましたが、年賀状は戦後にどんどん発行枚数が増え、お年玉はがきは大成功を収めたのでした。
そして、お年玉年賀ハガキの右下にある6桁の番号で当たりかハズレかが決まります。お年玉はがきは1月中旬に当選番号が発表され、3等は下2桁が合えば当たり、2等は下4桁、1等は6桁全ての番号が合えば当たりです。
はがきには左下にもアルファベットと数字が組み合わさった数字が書いてありますが、それは当選には関係ありません。
ただ、特賞で右下と左下の番号を組み合わせる場合があるので、その時はチェックしましょう。
そんなお年玉はがき、実は3等の当選確率は2%とわりと高めです。筆者も当たった経験が何回かあります。
また、2等は0.01%、1等は0.0001%の確率です。筆者は1回だけ2等が当たった事があり、当選は夢じゃありません!
【お年玉はがきの交換期限はいつまで?】
お年玉はがきの交換は1月中旬~中頃から始まります。例年だと交換期限は7月中旬~終り頃までなので、交換は余裕を持ってできます。
また、2020年はコロナの影響で交換期限が10月終わり頃までに延長していました。
番号が発表されるのが1月中旬で、ルーレットで番号を決める当選会があります。
それから番号を確認するので、年賀状をもらったらまずは待ちましょう。
そして、景品を交換する窓口は郵便局です。1等と2等なら当選したお年玉はがきと身分証を持っていき、申請書を書きます。
当選したものが現金なら現金書留で後日、現金が送られてきます。
また、カタログギフトならその場でカタログをもらうなど、景品によって受け取り方法は違います。
どの方法で受け取るかは申請書を書く時に説明があるので、その時に確認しましょう。
3等だと景品は粗品レベルなので身分証はいりません。その場で景品がもらえます。
ちなみに、会社宛へのお年玉はがきで景品を交換するなら、身分証と会社の名前が入ったもの(名刺など)を持っていきますし、会社の名前が入った健康保険証なら身分証兼会社の証明にもなります。
また、お年玉はがきが自分宛でなく家族宛でも、同居なら代理で家族が当選の申請をする事ができます。同居じゃないなら委任状が必要です。
【お年玉はがきの景品例一覧】
お年玉はがきの景品は、現金やギフトが多いです。
<特賞>
オリンピック開会式のチケット
オリンピック競技観戦チケット
<一等>
・現金30万円
・30万円相当のプレミアムギフト
・電子マネー31万円
・セレクトギフト12万円相当(旅行、体験プランなど)
・現金10万円
<2等>
ふるさと小包
<3等>
切手シート
1等2等は当選確率が低いだけあり、豪華ですよね。景品交換は身分証が必要なのが納得です。
【お年玉はがきにはダブルチャンスがある?】
ダブルチャンスは2019年の時にありました。この年は元号が平成から令和になった年で、それを記念して4月にダブルチャンスがあったのです。
ダブルチャンスは4月にあり、下6桁が全て遭わないと当選にはなりませんでした。
つまり、1等2等ではなく、当選するかしないかです。25万分の1の確率で、景品は特別お年玉切手シートです。
富士山がデザインされた切手シートで、数量限定で販売もしていました。
ただ、ダブルチャンスは毎年ある訳ではありません。なので、ダブルチャンスの発表があるか年が明けたらチェックしておきましょう。
【お年玉はがきまとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回の記事の要点やポイントをまとめますと下記のようになります!
・お年玉はがきは、戦前の新年の挨拶状を復興させるための起爆剤だった
・当選番号は年賀状の右下にある番号で、1月中旬に発表される
・景品交換期限は1月中旬~7月頃まで
・景品は1等2等は豪華で当選確率が低い、3等はわりと当たりやすい
・ダブルチャンスは不定期開催
お年玉はがきは、もらった人が喜ぶものです。縁起が良いものなので、やはり元旦に年賀状が届くように出すのがベストですね。
そして、自分が出したものが当たるかなと相手を思いやる楽しみもありますし、年始の楽しみです。