どうもこんにちは!
あまてん☆ショッピングの管理人です^m^
針供養を知っていますか?
使えなくなった針を供養する日本の行事です。
見た事も聞いた事もない、初めて針供養を耳にしたという人もいるかと思うので、
由来や意味・起源を解説するのと、いつ実施するかなど知っていると鼻高々になれる針供養について紹介します。
更には針供養という行事は海外の方々からはどのように見られているのかというオマケ記事も執筆してますよ♪
針供養とは?由来や意味、起源をチェック!
針供養とは、主にお寺や神社で行われる針の供養です。
折れたり錆びたりして、使えなくなった針をこんにゃくや豆腐、お餅に刺します。
針供養の意味
昔は手作りが基本なので、着物の裁縫などで針は日常的に使うものでした。
なので、使えなくなった針に「お世話になりました。」という意味で供養します。
針をこんにゃくや豆腐、お餅に刺すのは、柔らかくて簡単に刺せるからです。
最後ぐらいは針に楽をさせてあげるという意味があります。
また、針を紙で包んで神社に奉納する、豆腐やこんにゃくに針を刺して川に流す、針を土に埋めるなど別パターンの供養方法もあります。
針供養の起源と由来
針供養の起源は、中国だと言われています。
中国では土地神様の祭日に針仕事を休む習慣がありました。
それが日本に伝わったと言われますが、はっきりした起源は不明です。
ただ、平安時代には針供養の堂が建てられたので、その時代には一部の地域に針供養があったと分かります。
そして、室町時代に鉄の針が大量生産できるようになり、女性の神様を祭る信仰と合わさって、江戸時代半ばに針供養が全国に広まりました。
針供養はいつ実施する行事?
針供養を実施するのは、12月8日という地域と、2月8日という地域があります。
関西や九州では12月8日、関東では2月8日に行われる場合が多いです。
しかし、関西でも大阪天満宮では2月8日など、例外はあります。
また、東北や関東の一部では両方の日に針供養をする地域もたります。
この12月8日は「事納め(ことおさめ)」と言い、2月8日は「事始め(ことはじめ)=事八日」
と言われていました。
これは、農業などの仕事の始まりと仕事納めを意味しています。
針仕事を休め、裁縫の上達を祈る日とされ、針供養をしたのです。
そして、この日は芋、大根、小豆、焼き豆腐、ニンジンなどの煮物料理を食べる風習がありました。
針供養の海外の反応は?
針供養の海外の反応は、なかなか良いと肯定的な意見が多いです。
意見をまとめると、
・私も愛着を持っていたものがあり、捨てる時は感謝の気持ちだったな
・物に魂があるという考えが素敵
などの声が多いです。
特に物に魂があると考える文化は、海外から良い文化だと褒められています。
しかし、豆腐やこんにゃくに刺すという供養は意味が分からないとの声が多々ありました。
針を供養するのはとても良いのだけど、なぜ豆腐なんだ?というのが理解できないようです。
豆腐に針を刺すのは、最後に楽な仕事をさせてあげたいという気持ちからなのですが、その意味が分かっていても理解できないのか、それとも豆腐がなんのためにあるのか分からないのかは不明です。
とにかく皿に乗っている豆腐に針が刺さる光景が異様のようです。
ちなみに人形供養の海外の反応も、針供養のように物を大切にする文化が素敵との声があります。
なので、日本人の宗教観は海外の人からしたら素敵だと思われているのでしょう。
針供養は自宅か神社どっちがいい?
針供養は、できるなら神社やお寺で行うのがお勧めです。
神聖な場所でやった方が、針も喜びますよね。
しかし、針供養が年間行事にない地域もあり、12月8日や2月8日に針供養ができない場合もあります。
そんな時は神社やお寺に持っていき、個別に対応してくれるか聞いてみましょう。
供養やお祓いをしているところなら、針供養もやってくれるかもしれません。
もし針供養を神社やお寺でできないのなら、自宅でやってももちろん大丈夫です。
大切なのは針に感謝する気持ちなので、針供養をしないで針を捨てるよりも針供養してから捨てる方が良いに決まっています。
自宅でのやり方は、針を豆腐やこんにゃく、お餅に刺して冥福をお祈りします。
裁縫が上手になりますようにとも祈願した後は、自治体の処分に従って針を捨てます。
針が刺さったこんにゃくや豆腐を庭に埋めるという人もいますが、野良猫が掘り返したりなどトラブルになる可能性があります。
また、針は錆びて土に返ると言われますが、長い時間がかかるでしょう。
そのため、針供養をした後はゴミとして処分した方が安全です。
針供養に使った豆腐やこんにゃくは、捨てるともったいないので煮物にして食べるのがお勧めです。
昔は針供養の日に煮物を食べたので、それにちなんでその日は煮物料理にすると良いですよ。
また、どうしても自宅以外で針供養をしたければ、服飾系の専門学校でも針供養を行っている学校があります。
学校の中には部外者も行事に参加できる学校があるようなので、行動範囲内の学校で針供養を行っているか聞いてみると良いでしょう。
針供養は物の大切さを感じられる素晴らしい行事です。
いかがでしたでしょうか?
針供養は物を大切にする誇らしい行事です。
今まで知らなくても、裁縫好きならばぜひ針供養を始めてみて下さいね。
それでは今日はこの辺で(*^_^*)
お相手はあまてん☆ショッピングの管理人でした(^^)v
またお会いしましょう(^^)/~~~