梅雨になるとあちこちで見かけるカタツムリ。
子供が見つけて「飼いたい!」とおねだりされた事はありませんか?
また、のんびり動く姿に可愛さを感じる人もいるでしょう。
そこで、カタツムリの飼い方について伝授します。
カタツムリはエサ代がかかりませんし、梅雨で家にいる時の暇潰しに最適です。
【梅雨時期になぜカタツムリが多く現れる?】
梅雨の時期にカタツムリが多く現れる理由は、カタツムリの体はほとんどが水分でできているからです。
カタツムリはねっとりしたイメージが強いので、水分たっぷりなのはなんとなく分かりますよね。
晴れた日は乾燥しやすいので、カタツムリは葉っぱの下や植木鉢の裏など日光が当たらない場所でじっとしています。
そして、雨が多くて湿気が多い梅雨は活発に動けるため、カタツムリが多く現れます。
また、カタツムリは越冬します。ただ、気温が15度を下回ると食べ物の消化ができないので、
体に膜を張って水分の蒸発を抑えて冬眠します。冬眠中は何も食べません。
【カタツムリのエサは何がいい?】
カタツムリは葉っぱや苔を食べます。なので、カタツムリを飼うならエサは野菜でオッケーです。
しかも、人間が食べる野菜の余りで大丈夫です。
キャベツ、ニンジン、ナス、キュウリ、トマト、レタスなど、なんでも食べます。
カタツムリは味の好き嫌いに個体差があり、
カタツムリを複数匹飼うなら様々な野菜を入れて好き嫌いを観察するのも面白いです。
基本的にカタツムリはなんでも食べますが、パスタは消化不良を起こすそうです。
そのため、自然界にある野菜をあげた方が無難です。
そして、野生のカタツムリは殻を保つためにコンクリートを食べてカルシウムを補います。
カタツムリがコンクリートの壁を登ってる姿を見た事がある人もいるかと思いますが、
殻のためにコンクリートを食べているのです。そのため、カタツムリを飼うならたまごの殻もあげると良しです。
コンクリートをあげても良いのですが、たまごの殻ならリーズナブルですよね。
殻の栄養をあげないとカタツムリは共食いしてしまうため、忘れないようにしましょう。
また、カタツムリは水も飲みますが、水飲み場は不要です。
カタツムリは湿気は好きですが、水に弱いからです。
水飲み場で溺れる可能性もあります。
なので、水は定期的に霧吹きでケースを湿らせれば良しです。あと、野菜からもカタツムリは水分を取ります。
【カタツムリの飼育は土が大事!】
カタツムリは湿気がないと生きていけないので、土があれば乾燥からカタツムリを守れます。
また、土の上にたまごを産みますし、冬になればカタツムリは冬眠するために土は必要です。
カタツムリの土は外の自然の土を集めても良いのですが、
自然の土は日光で消毒してから利用しなければいけません。
そのため、手っ取り早いのがカブトムシやクワガタ用の売っている土です。
カタツムリが糞をしたらそこを取り替えます。
また、キッチンペーパーを湿らせて土の代わりにしたり、砂利を入れる方法もあります。
キッチンペーパーだと糞をした時に取り替えが面倒との声もありますが、虫がつきにくいです。
砂利はカタツムリを観賞するのにきれいですが、たまごを産んだ時に押し潰されてしまう場合もあります。
土、キッチンペーパー、砂利、どの方法でもメリットとデメリットはあるため、やりやすい方法を選びましょう。
【カタツムリの飼育の際の掃除方法】
カタツムリの飼育ケースを掃除する時は、飼育ケースの中にあるものを全て外に出して掃除します。
ケースはぬるぬるしているため、水で洗います。砂利で飼育しているなら砂利も洗い、
土は全て取り替えるなど、ケースをきれいに保つようにしましょう。
砂利はザルに入れてお米をとぐように洗うと簡単です。ぬるぬるが落ちるまで洗います。
掃除は、汚れが気になった時にします。
ケースの中に1匹~2匹なら1週間に1回ぐらいの掃除で大丈夫ですし、
たくさん飼っていたら汚れるのは早いので、3日に1回は掃除が必要です。
こまめに掃除し過ぎると、カタツムリをケースから出す時に触ったり
引き剥がしたりでストレスを与えてしまうため、あまりこまめにやらなくて大丈夫です。
そして、掃除する時は台所でやってはダメです。
カタツムリには寄生虫がいて、台所でケースや小物を洗うと食中毒を起こす可能性があるからです。
庭など台所じゃない場所で掃除をし、掃除し終わったらきれいに洗い場も洗うようにしましょう。
【カタツムリを育てる注意点まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回の記事の要点やポイントをまとめますと下記のようになります!
・カタツムリは湿気が好きなので梅雨によく現れる
・カタツムリのエサは野菜とたまごの殻
・水分補給は霧吹きで
・土、砂利、キッチンペーパーを入れて飼育する
・糞をしたら土、砂利、キッチンペーパーは取り替えよう
・掃除は全て洗ってきれいに!台所で掃除はダメ
カタツムリは梅雨の季節だけでなく、秋になっても生きています。
また、冬眠して冬も越します。長く生きれば8年も生きるため、大切に育ててあげましょうね。