桃の節句に白酒や甘酒を飲むのはなぜ?
こんにちは!
あまてん☆ショッピングの管理人です(^^)v
桃の節句と言ったら雛祭りの事だとピンと来る人もいるかと思います。
しかし、なぜ桃の節句と呼ぶのか、きちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。
そこで、桃の節句の由来や内祝い、甘酒や白湯などを飲む理由や由来を説明していきます。
桃の節句と呼ぶ理由、由来
それではまず最初に、なぜ桃の節句と言う呼び方をするのかという部分について触れていきましょう!
桃の節句は上巳(じょうし)の節句とも呼び、中国から入ってきた文化です。
平安時代の上巳の節句では、貴族は川辺の薬草で人形を作って川に流して厄を払う、桃の花を浮かべた酒を飲むなどしていました。
そこで花に詳しい人だと、3月3日はまだ桃の開花時期じゃないのでは?と思う人もいるでしょう。
桃の開花時期は3月下旬~4月で、春休み頃です。
これは、旧暦で3月3日は4月上旬だからです。
旧暦だとちょうど桃の開花時期に上巳の節句があり、節句は季節の植物を飾る習慣があるため、桃の節句と呼びます。
つまり、桃の節句は上巳の節句として日本に伝わったのが由来で、元々は4月上旬の桃の時期に行われていたから桃の節句と呼ばれるのが理由です。
桃の節句はいつからはじまった?
桃の節句が始まったのは平安時代なので、今から約1000年前です。
3月3日など奇数が重なる日は悪い事が起こると中国で信じられていたので、陰陽師を呼んでお祓いをしていたののが始まりです。
この頃、貴族の子供の間では人形ごっこが流行っていたのもあり、お祓いと人形遊びが結び付いて雛祭りとなっていったのです。
そして、桃の節句に豪華な雛人形を飾るようになったのは江戸時代頃です。
平安時代の貴族から武家にも桃の節句にお祝いする習慣が受け継がれ、それが庶民にも広がりました。
初節句を祝う風習も始まり、桃の節句は盛大にお祝いされるようになっていきます。
明治時代に入ると桃の節句などの節句の行事は一時的に廃止されますが、長く根付いた文化は消えずに桃の節句は今も続いています。
桃の節句の内祝いとは?
内祝いとは、元々は親しい人だけで行う内輪のお祝いの事です。
それがお祝いのお返しとなり、桃の節句の内祝いと言えば雛人形を買ってくれたお礼を贈るなど、お礼返しとしてギフトをプレゼントします。
また、桃の節句を内輪でお祝いする事から、会食に招いてくれた時にギフトをお土産にする場合もあります。
いずれにせよ、桃の節句の内祝いは初節句の時にギフトをやり取りする場合が多いです。
お礼返しは絶対に必要ではありませんが、雛人形は何万円もする高価なものなので、買ってくれたら感謝の気持ちを表したいところですよね。
また、会食に招待されたのに手ぶらで行くのも心苦しいものです。
なので、お礼返しはした方がスマートです。
ただ、雛人形を買ってくれたお礼に会食に招かれるなどは、お土産なしで出向くのもありです。
この場合、手ぶらで行くのは失礼かな…と思ったら赤飯を持っていくなど、ちょっとしたお土産で良いでしょう。
そして内祝いの品物は、子供の写真入りギフトカードとカタログギフトやタオルなどを送る場合が多く、無事に産まれた子供の成長をカードで御披露目すると相手も「こんなに大きくなったんだな。」と子供の成長を喜べます。
また、子供の名前が入った名入れ紅白うどんなど、めでたい事を示すギフトを贈る場合もあります。
日持ちするもので、桃の節句から1ヶ月以内を目安に贈るようにしましょう。
桃の節句に甘酒や白酒を飲む理由
もともと、桃の節句では桃の花を浮かべたお酒を飲んでいました。
桃は「百歳(ももとせ)」まで生きられる不老不死の力があり、邪気を追い払う力があると言われてきたからです。
桃の花を浮かべたお酒が白酒になった理由は、大蛇を宿した女性が3月3日に白酒を飲み、体内の大蛇を退治できたからという言い伝えがあるからです。
桃の節句は女の子のお祭りなので、厄払いのために白酒を飲むようになったと言われます。
また、別の説だと江戸時代に白酒を桃の節句に売り出した店があり、それが人気になって桃の節句には白酒を飲むようになったとの説もあります。
白酒は甘くて飲みやすいため、庶民に人気が広まったのではないかと考えられます。
そして甘酒を飲むのは、子供は白酒を飲めれないからです。
白酒は甘いと言えどもアルコールを含みます。
一方で甘酒はほとんどアルコールを含まず、子供にも飲めます。
しかも甘酒はすぐに作れたため、子供向け桃の節句飲料として飲むようになりました。
桃の節句まとめ
いかがでしょうか?
今日の記事をまとめますと下記のとおりになります。
・桃の節句は平安時代に始まり、厄払いのお祭りだった
・桃の節句の内祝いは、雛人形を買ってくれたお礼などにギフトを贈る
・お礼返しは子供の写真入りギフトカードなどをプラスして贈るとベスト
・白酒は桃の花が浮いたお酒が変化して飲むようになった
・甘酒は子供が白酒の代わりに飲む
現代では桃の節句はまだ桃が開花しない時期に行いますが、桃は厄払いの意味があり、白酒も厄払いに通じるものでした。
桃の節句では、お祝いと共に厄払いも意識して子供の成長を祝福するとより充実しますよね。
今日の記事が参考になりましたら幸いです。
それでは今日はこの辺で(*^_^*)
お相手はあまてん☆ショッピングの管理人でした(^^)v
またお会いしましょう(^^)/~~~
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