10月になるとお祭りなど地域のイベントが目白押しですよね。そのイベントの1つが、都市緑化月間です。
屋台がでるような大規模なイベントではありませんが、社会のために良い事をした気持ちになる気持ち良いイベントです。
【都市緑化月間とは一体何?】
都市緑化月間とは、緑化に対する意識を高める期間です。国土交通相を始め、都道府県、市町村などが主催者となり、地域と緑をキーワードにイベントを催します。具体的には、国営公園の無料解放や花鉢の配布などです。
また、公園の整備や美化運動の功労者を表彰する、公園でポイントラリーなどのイベントもあります。
都市緑化月間は全国各地で行われる10月いっぱいのイベントであり、どんな行事にするかは地域によって様々です。緑や自然をモチーフに自由にイベントが行われます。
【都市緑化機構の仕事は何をしてる?】
都市緑化機構は、内閣総理大臣の認定で生まれた財団法人です。平成25年に設立し、都市と緑の研究や啓発などの活動をしています。
10月の都市緑化月間だけでなく、春にも都市緑化推進運動を開催するなどイベントを企画するのでも知られていますし、国際協力や植樹保険なども手掛けます。
また、造園分野の共同研究会やグリーンビジネス・マネジメント共同研究会などの研究も行うなどもありです。
そして、特に都市と緑という関係で公園について関係が深く、遊具のユニバーサルデザイン(年齢や性別問わず誰もが使いやすい分かりやすいデザイン)、階段やスロープ作りなどの研究も行っています。
都市緑化機構に興味があれば、賛同会員になる事もできます。学生なら一口5千円、一般なら一口1万円が年会費であり、会員になると技術研修会や見学会などに無料や割引で参加できるので、興味がある人はぜひどうぞ。
【都市緑化機構や月間の存在する意味】
都市緑化機構が誕生した理由は、持続可能な町作りをするためです。
環境問題や少子化など様々な社会的な課題がある中で、ゆとりある景観を作りが求められます。
例えば、公園がなければ子供は遊び場がありませんし、緑がなければ一息付きやすい場所はありませんよね。
また、緑があるからこそ虫や動物は生息できます。こういった、生き物のオアシスがある暮らしこそ住みやすい町であり、都市緑化機構は緑の観点から町作りを行っています。
都市緑化月間は、地域に住む一人一人が緑に触れ合い、緑を育てるのが目的です。都市緑化機構が行う緑の町作りを知ってもらうため、一人一人に意識づけするための強化月間とも言えます。
普通に生活していると、緑化はあまり考えませんよね。緑化は良い行ないなので、配布された鉢に花を植えたり、無料解放された公園を散策するなどで緑に触れ合うための月間なのです。
【都市緑化機構のポスターまとめ(2019年・2020年)】
都市緑化機構では、都市緑化月間のお知らせのためにポスターを作成しています。そのポスターがこちらです。
2020年の10月バージョンはまだ掲載されていませんが(2020年9月2日現在)、過去のポスターを見るとそれぞれユニークで美しいですよね。
春の都市緑化推進運動では春っぽい花とカラー、秋は紅葉などの秋っぽいカラーなど季節を感じるポスターもあります。そして、やはり都市をイメージする建物と緑が両方描かれているポスターが多いです。
さらに目を引くのが、芸能人のポスターです。懐かしい姿に感動します(笑)
そして、こちらは学生が描いた静岡県浜松市の都市緑化月間のポスターです。
カラフルで可愛いポスターですよね!緑のマンションや浜松の町並みのシンボルを入れるなど、プロ並みのアイデアがキラリと光ります。
明るい未来をイメージでき、恐るべし子供の力です。
緑をモチーフにしたポスターは都市緑化機構だけでなく他の財団や機関でもあるので、興味があれば挑戦してみるのも良しです。
また、緑化運動のポスターは緑がモチーフなので部屋に飾りたいほど美しいポスターが多く、過去作品を見て目の保養にするのもお勧めです。
【都市緑化月間、都市緑化機構のまとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回の記事の要点やポイントをまとめますと下記のようになります!
・都市緑化月間は、国や自治体が主催する緑の意識を高める10月いっぱいの期間
・都市緑化月間では、花鉢配布や公園無料解放、公園イベントなどが行われる
・都市緑化機構は、公園や造園など都市と緑の研究やイベントを行う財団
・緑の観点から住みやすい町を考えるのが都市緑化機構
・都市緑化月間は緑と住みやすい町を一人一人が知って考えるためにある
・ポスターはどれも鮮やかで美しい、過去には芸能人ポスターもあり
・学生が描くポスターはプロ級のアイデアと色使い
都市緑化機構は目立つ活動はしていません。しかし、私たちの住みやすさを支える縁の下の力持ちです。
そして、都市緑化月間は普段は考えない緑化を考える期間です。 目立つイベントではありませんが、自分のため、地域のために参加してみてはどうでしょうか。堅苦しいイベントではないので、楽しめますよ。